投資のきっかけ その3

老後へ向けての漠然とした不安

父の遺産を整理・確認し、自身の資産把握をしたことから、老後の生活への向けての漠然とした不安を抱くようになった。
しかし、このころは、まだ保有資産をどう運用するかということに考えが至らず、むしろ、今後どれだけ貯蓄を増やすことができるのかということしか考えていなかった。
日々の仕事に忙殺されて、考える余裕がなかったという面もある。

緊急事態宣言

2020年春、新型コロナウィルスが世界に影響を与え、日本でも緊急事態宣言がなされた。
私の職場でも、これを受け、在宅勤務を基本とした業務体制を取ることになり、出勤準備、通勤、雑務その他から解放されることで、時間的余裕が多少できた。その時間を、YouTubeで情報収集に充て、資産運用の動画をいくつか見ることができた。
かつて、株式投資で多額の含み損を抱えることになった経験があるため、投資に不安はあったものの、インデックスファンドへの投資というものを知るに至り、まずは積立NISA口座を開設して投資の第一歩を踏み出すことを決意した。

投資対象の拡大

その後も、漠然とテレビ等を見ていた時間を、YouTube等で情報収集を得る時間に回すようにして、投資に対する知識を深めるようになった。
その過程で、「預貯金は日本円に対する投資である」「先進各国はインフレ率2%を目指している」「投資は資産を増やすだけでなく、インフレの影響による資産の実質的な減少から守る目的もある」ということを理解するに至って。
その結果、預貯金という投資の最大化、預貯金以外の投資の実行が、たとえリスクがあるにしても、老後への備えとして行わなければならない対策だと確信するようになった。

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