銀行窓口で販売する投資信託

私の父はすでに他界しています。
両親は裕福とは程遠く、どちらかというと貧しい家庭でした。
そんな両親ですが、老後の生活で、わずかばかりの資産(本当にわずかばかり)の多くを銀行から勧められて投資信託につぎ込んでいたようでした。

投資信託を始めて最初のころは、結構値上がりしたとか、分配金が入ったとか喜んでいたようですが、あるとき、投資信託で大損したと言っていました。
その後、銀行から勧められて、対象商品を変えたりしていたようです。

父の死後、私が父の資産を確認しました。
残された金融資産は本当に少なかったです。
その大半は投資信託でした。

相続財産が少ないので、相続税申告の必要もなく、解約等の手続きも面倒なので、ほとんどの資産はそのまま放っておいてあります。

最近、私自身も投資信託を始めるようになり、多少理解をしてきたので、父の有していた投資信託について確認してみました。

最近のコロナショックで、いずれの商品も大幅に基準価格が下落していたのは仕方がないです。
ただ、いずれの商品も、購入時の手数料や保管手数料が結構かかるものでした。

まだ、父が取得した金額と、分配金(毎月決算型だったので)を含めたトータルリターンとの比較まではできていませんが、おそらく、銀行の勧められるままに、銀行の言うことだからと信じて、やったこともない投資信託を始めたのだと思います。

私が、もっと若いときに資産運用について理解を深め、父の運用へのアドバイスをできていればと、少し悲しい気持ちになりました。
願わくば、父の入れたお金とリターンが大きなマイナスになっていないといいのですが。

コメント

タイトルとURLをコピーしました