一時払終身保険って何?
資産管理・運用のことを勉強すると、生命保険は無駄っていうアドバイスをよく聞くワン
やっぱりやめてしまった方がいいのかなあ?
家族構成がどうか、健康面に心配はないか、自宅を購入しているかなど色々なことを考えて判断すべきものだと思う。
結婚せず、家も買わずにおっさんになったサビさんは生命保険は必要なさそうね
去年、一番掛金が高かった生命保険は解約しちゃった。
でも、随分昔に契約した一時払終身保険(死亡保険)はまだ残しているよ。
一時払終身保険って何?
保険料を契約時に一括して支払ってしまう終身保険だよ。
終身保険なので解約しなければ死亡時に生命保険金が生涯支払われることになるよ。
最初に一括して保険料を払うのは大変だあ。
何かいいことあるの?
契約すれば、終身にわたって死亡時に払込保険料を上回る保険金が支払われるよ。
人間、いずれ死ぬのだから、契約してずっと置いておいたらほぼ確実にプラスになるね。
それから、契約してから一定期間内に解約すると一括して払い込んだ保険料よりも下回る解約返戻金しか受け取れないけど、一定期間を経過した後は払込保険料を上回る解約返戻金を受け取ることができるようになるよ!
サビウツボが契約している一時払終身保険
私が契約している一時払終身保険は、第一生命の配当付終身保険「ミリオンU」という商品。
すでに販売は終了しており新規に契約することはできない。
契約の概要は以下のとおり。
- 契約時期 2008年11月
- 被保険者 サビウツボ
- 払込保険料 300万円一括
- 保障内容
死亡・高度障害時 477万8700円(固定) - 解約返戻金
15年経過時 約340万円
20年経過時 約358万円
25年経過時 約376万円
30年経過時 約394万円
もっと古い時期の解約返戻金額は資料が見当たらないので記載できないが、契約後3年間は解約返戻金が300万円を下回り、3年経過以降は上回って増えていく内容であった。
預貯金として置いておくより高利回りであるので、契約を決意し、現在も解約せずに置いている。
配偶者や子供がいるのであれば、生活費に支障がない限り死ぬまで継続しておいてもいい内容だと思っている。
私の場合、独身なので、これを継続するよりも、インデックス投資に回した方がいいようにも思うが、一括投資する勇気はなく、現在の積立投資の原資は収入や預貯金の範囲でカバーできているので残している。
最近の一時払終身保険
解約返戻金の増え方をみると年1%くらいも増えている!
死亡保険金は保険料の+59%
すごくいい!うちの旦那にもこれ掛けたい!
まず、一時払終身保険は一括して保険料を払い込むので、生活防衛資金の他にある程度余剰資金があることが必要だよ!
そこは大丈夫!
私はやりくり上手なので、将来に備えた預金はそれなりにはあるワン
あと、余剰資金の使途として優先順位をどうするかを考えなきゃね!
老後の生活や家族への遺産として、積立NISA, iDeCo,その他の株式・債券・投資信託・金などへの投資、不動産投資、預貯金など色々な選択の中から考えなきゃ。
投資信託とか株とかって、減ってしまうこともあるんでしょ?
そういうのに手を出すのは怖いワン
元本が減らず、預貯金よりは利回りが良ければいいかな。
怖いワンっていう前に、しっかりと理解して判断して欲しいところだけどね。
それに、一時払終身保険についても、今は私が契約したときとは随分状況が違うようなので、しっかりと自分で調べて判断して欲しいな。
上記のとおり、私が契約している「ミリオンU」は販売を終了している。
他にも各社の過去の一時払終身保険で終了したものがいくつもある。
「一括払い」「一定期間内の解約は不利」の点を除けば、「ミリオンU」は預貯金に比して非常に魅力的な内容である。しかし、それゆえに、保険会社としては旨味がない商品。保険会社の資産運用の結果次第では保険会社にとって赤字になることすらあると思われる。実際、2016年から導入されたマイナス金利の影響で円建ての一時払終身保険の販売を止めてしまった保険会社はいくつもあるらしい。
最近の一時払終身保険はどうだろうといくつか調べてみたところ、契約内容は「ミリオンU」と比べると、契約者にとって随分条件が悪くなっている。なお、外貨建てについては調べていない。
1. 日本生命「夢のカタチ+」
- 被保険者 50歳~90歳
- 契約後15年間の死亡保険金額は契約時に確定。
- 15年経過後の死亡保険金額は国債の利回り等に応じて増加。
- 契約後、一定期間は解約返戻金が保険料を下回る。
- 契約後15年間の解約返戻金額は契約時に確定。
- 15年経過後の解約返戻金額の増加率は変動。最低保証予定利率0.15%~0.25%
- 被保険者 60歳~80歳
- 契約後10年間は、災害以外の死亡時は払込保険料と同額の保険金。災害の場合は、払込保険料を上回る保険金。
- 10年経過後は災害か否かを問わず払込保険料を上回る保険金。
- 契約後、一定期間は解約返戻金が保険料を下回る。しかも、一定期間経過後も契約後10年間は解約返戻金額が払込保険料を上回ることはない。
- 10年経過後は解約返戻金が増加(資料上には利率の記載なし)
有り?無し?
何か、上の2つの商品見る限り、あんまり魅力ないワン!
まず、被保険者の年齢が高すぎるよね。
それぞれの商品の資料にもあるけど、死亡時の相続対策の意味合いが強いかな。相続税対策とか、受取人を指定することで特定の者に遺せるとか。
預貯金の代わりに塩漬けして、解約返戻金の増加を期待する商品ではないよね。
上の2つの比較だと日本生命の方がよさそうだけど、解約返戻金が払込保険料を下回る期間がわからない。どのくらいの期間、お金が凍結されるのかも気になる。
日本生命の最低保証予定利率0.15%~0.25%は、預金金利よりはよさそうだワン
でも、楽天銀行の利率0.1%、あおぞら銀行BANK支店の利率0.2%と比べるとそんなにいいとは言えないよね。
そんな利率と、短くない期間お金を凍結することを天秤にかけると、私の場合は上の商品は無しだな。
そうすると、やっぱり預金にしておいた方がいいかな?
あくまで解約返戻金を増やす目的では無し。
でも子供も居るマーブルちゃん家族の場合、解約せず死亡保険金を最終的に受け取る目的なら有りじゃないかな。
被保険者年齢を考えれば、いざという時の備えを真剣に考えなきゃいけない年齢の方を対象としているし、病気の告知もない。
もちろん、死亡保険金がいくらを見込めるのかをしっかりと確認してからだけどね。
先ほども言ったけど、商品内容のことをしっかり確認して、他の投資運用と優先順位つけてね。
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