昨年から始めた投資信託への投資。殆どが積立なので、普段は何もすることないのだが、始めてから色々考えて今のポートフォリオに落ち着いたので整理してみる。
【前提】
ポートフォリオの組み方は、個人個人の状況次第なので、前提が大切。あくまで私の状況を前提とした内容。
- 独身
独身なので、私の資産形成で影響を受けるのは基本的に私だけ。
自身の環境・性格・資質等からはおそらく今後結婚することはないし、ましてや子供を持つことはあり得ない(10数年まえに「この子もこんなに大きくなりました」とだけ書いてある匿名の年賀状を受け取ったときは肝を冷やしましたけど、たぶんいたずら)。 - 投資期間
アラフィフなので、現実的には10年~15年で出口戦略を実行し始めておかしくない。
20年~25年持ち続けられる状況であれば、なお良しだが、何が起こるかわからないので、現実的にポートフォリオを組む必要がある。 - 家族構成
独身とはいっても、家族のことを無視できない。
兄弟にはぎりぎりの生活状況で頑張っている者もいる。本人達はできる限り自分で何とかしてもらうとして、甥姪が先行き暗い日本である程度不自由なく生活できることを望んでいる。みな、人としてはイイ子たちだが、生きていく強さは少し足りないように思うので、おじさんとしては、手助けできるならしたい。 - 老後の収支
個人事業主なので年金は国民年金+年金基金。厚生年金がないので費用対効果は悪い。
浪費家ではないので、支出は多くなく、収入が少なくてもその範囲で楽しめる性格だと思う。
【投資信託ポートフォリオ】
積立NISA:iDeCo:特定口座=1 : 1.7 : 1.5くらいの割合
- 積立NISA
現在はeMAXIS Slim米国株式の1本のみ。
現実的な投資期間10~15年で考えると、依然として米国市場が世界を牽引すると信じている。
そのため、高い成長性を期待して、売却益に一切税金のかからない積立NISAは上記のみにした。
開始当初は一部をeMAXIS Slimオールカントリーにしていたけど、自身の前提を踏まえて米国1本に変更。 - iDeCo
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)の1本のみ。
米国市場への信頼は上記のとおりであるが、投資は何があるかわからないし、投資期間が延びる可能性もある。そのため、ポートフォリオとしては多少のリスク分散を図る必要性もある。
現時点では全世界でも米国割合は高いが、全世界への期待は、世界の勢力図が変わったときにリバランスしてくれること。投資信託には手間をかけたくないので、自動的にリバランスしてくれるのはありがたい。
そうはいっても、米国市場への期待は揺るがないので、成長性を高く期待している米国については売却益に無税の積立NISA, 成長性は劣るがリスク分散の全世界(除く日本)は目先の節税(所得からの控除)と売却益には退職所得で優遇されるiDeCoを充てた。 - 特定口座
特定口座は普通に課税されるので、上記2つでは対象にできない商品を中心に、上記商品を一部補完。
具体的にはiFreeレバレッジNASDAQ100, jnext2, eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本), eMAXIS Slim米国株式の4本。
eMAXIS Slim米国株式はiDeCoのeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)とおおむね各50%にするのと、楽天カード決済でのポイント上限にするために設定。米国株への信頼とリスク分散のバランスを配慮。
iFreeレバレッジNASDAQ100は、長年テクノロジー、特にコンピュータ系のテクノロジーの成長を目の当たりにしてきたアラフィフだからこそ、今後10~15年の投資期間ならば傾向は変わらないと判断して積立投資。ドルコスト平均法を最大限に活かすために毎日積立(SBI証券)。
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)は、上記のiFreeレバレッジNASDAQ100のリスクを考慮して、リバランス狙いで少しだけ設定。同様に毎日積立。
jnext2は唯一のアクティブファンド。eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)を柱の一つとしている(除く日本)の部分は、自身の個別株運用で良しと考えている。ただ、個別株はスポット購入であるし順次売却を考えているので、継続的に積立をするjnextを選定。特定口座は安全運用ばかりでなく、期待運用を考えているので、インデックスではなくアクティブを設定。できればjnext1にしたかったがSBI証券の積立ができなかったのでやむなく2を選択。
まとめると、特定口座は他よりもリスク高めにして、儲かったらラッキー、税金どうぞどうぞ、という考えにしつつ、積立NISA, iDeCoと同じ商品を入れてバランスを取るように設定。 - 最後にまとめると、
売却益に無税の積立NISAでは一番期待している米国市場にし、でもレバレッジ商品は選べないのでeMAXIS Slim米国株式に、
iDeCoでは現在の所得から控除できるものの将来の税金が多少あるeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)に(売却益が大きいほど無税のNISA口座のメリット大、小さければ税金額は少なくて済むので、期待の小さい方をiDeCo)、
普通に税金のかかる特定口座ではリスクもやや大きいがリターンも大きく期待できるもののNISA口座では選べない商品を中心に、ポートフォリオを組んだ。
繰り返しになるが、上記前提の下での運用であるし、今後の情勢をみて変更することはある。
あくまで投資は自己責任なので、鵜呑みにせずに、自分なりのポートフォリオを組むための参考程度にしていただきたい。
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