購入
吉野家は、保有株のうちで最初に購入した銘柄の1つ(その後、2020年まで株式取引はしていない)
きっかけは、友人の話。久しぶりに会った友人は、若いころから株式投資を行っており、食事中の会話の1つとして、株式投資で上手くいった話、失敗した話などを面白く語ってくれた。
友人は吉野家も保有しており、「俺、吉野家の牛丼大好きだから買った。結局、自分が好きな会社の株を持つのが一番なんだよな」と言っていたのが記憶に残った。
その後の心の葛藤はこんな感じ
牛丼愛なら、俺も負けてないぜ!
これまで何杯の牛丼を食べてきたことか!
でも、牛丼っていっても、吉野家、松屋、すき家、らんぷ亭、なか卯などいろいろあるよ!
大学時代に一番お世話になったのは松屋だな。
バイトのときに、近くの松屋でチキン定食ばかり食べてた。
※チキン定食は昔のメニューで、今は無い
じゃあ、松屋一択じゃない?
でも、牛丼では吉野家が最高なんだよな。
というか、基本的に吉野家でしか牛丼食う気にならん。
優待ってこと考えると、ゼンショーグループは、すき家でもなか卯でも使えるから利便性がいいんじゃない?
それはわかるけど、すき家の牛丼は選択肢に入らない。
そうするとなか卯で親子丼を食べることになるけど、なか卯はそんなに行かないよ。
割と好きだけど、行動範囲内の店は普段は行かないところだからな。
じゃあ、やっぱり吉野家?
う~ん、とりあえず吉野家で牛丼食ってきてから決めるわ
ということで、吉野家で特盛、卵、お新香、味噌汁のセットを食べて、間違いないとの結論になり吉野家を購入。
2008年の年末あたりに1,082円で1単元を購入。
株主優待
吉野家の魅力は、なんといっても株主優待。
100株保有で3,000円分(300円×10枚)の株主優待券を年2回受け取ることができる。つまり年6,000円。
なお、100株の次は1,000株までは優待の内容は変わらないので、優待目的では100株保有が最もコスパが良かった。
牛丼の並みだと1枚を利用して残額を現金等で払うことになるので、年20杯の牛丼を格安で食べることができる!
2008年年末に株を購入したので、2021年8月権利確定分を含めると、6,000円×13年間=78,000円分の株主優待券をもらってきたことになる。
途中、1回くらい優待券の束を紛失したことがあったが、ほぼ全部の優待券を使ってきた。
株式購入額108,200円に対して78000円。72%の投資資金を回収したとも言える!(配当はこの際無視)
現在価額&含み益
2021年10月18日終了時点で2,258円
1単元の含み益 117,600円(+108.68%)
株主優待を実現利益と考えると、実質303,800円(+180.07%)
株主優待=投資元本の回収と考えれば、
投資元本30,200円(108,200円-78,000円)に対する含み益195,600円(+547.68%)
さすがに下の試算は無理があるけど、前向きに考えるという意味ではアリかな。
株主優待の変更
吉野家から株主優待の変更が発表された。
これまで100株で年間6,000円分だったものが、年間4,000円に減少。他方、200株保有で年間1万円分となった。
また、優待券の単価が300円から500円に変更。
これまで優待目的でコスパの良い100株のみを持っていた多くの株主にとっては、厳しい変更となった。
100株を買い増すという選択もある。
私の結論はNO 理由はこんな感じ
- 2008年の購入時に20年保有すれば元が取れるとの打算で購入した面がある。優待目的の購入は更に20年以上の年月を要する可能性が大。私の年齢から、今後、そんなに牛丼食べるか否かが微妙
- 今後の日本経済については私の見通しは悲観的。デフレから脱却できないと、吉野家のような店は需要は減らず株価が引き続き上昇する可能性はあるが、強い期待は持てない。
- 長年守られてきた優待の変更は、さらなる変更に繋がる可能性がある。優待目的が大きいとはいえ、優待の変更で振り回されるのは株式投資として不適切。今後、コロナの影響が薄れ、優待が元に戻ることを期待しておくべし。
- 購入からこれだけ値上がりしたものを買い増すのは何か悔しい
保有100株については、以前からの考え通り永久保有銘柄とし、大きなキャピタルゲインを見込めるのでなければ買い増しはしないこととした。
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